後継者は「リーダー」になるべきか「ボス」になるべきか?

オーナー企業の後継者は、しばしば「ボス」としての立ち振る舞いをしがちだなと感じます。

経営者であれば、企業のリーダーとしてリーダーシップを発揮して企業を導くのが正しいと考えますが、
一方で、オーナー親族の立場がボスの立ち振る舞いを許してしまい、リーダーではなくボスを目指してしまう後継者は多いのではないかと感じています。

2020トヨタの豊田章男会長(当時社長)がボスとリーダーの違いについて言及していましたが、
その引用元は、イギリスの高級百貨店チェーン「セルフリッジズ」の創業者であるハリー・ゴードン・セルフリッジが1900年頃に述べたもののようです。

セルフリッジは、ボスとリーダーの違いについて、以下のように述べていました。

ボスは部下を追い立てるが、リーダーは部下を導く。
ボスは権威に頼るが、リーダーは志や善意に頼る。
ボスは恐怖を吹き込むが、リーダーは熱意を持たせる。
ボスは「私」と言い、リーダーは「私たち」と言う。

みなさんは、ボスになろうとしていませんか?

今一度、上記の「ボス」と「リーダー」の違いを確認してみてください。
その上で、みなさんは、リーダーになるべきであることを認識し、
経営者としてのリーダーシップを磨き上げてほしいと期待しています。

後継者の学校 代表 大川原

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